2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
【執着しすぎると結局は自分のためにならない】 ところで、前回の文章の中で「愛著は捨てよ」という意味の言葉が言われている。 法華経では、なぜ「愛著」をもってはならないというのだろうか。 これは決して、愛情を持ってはならないということではない。 …
【法華経を理解できれば自然に身についてくる】 善人がいつまでも貧乏であり続ける原因は、それだけではない。 成功した者へのねたみや嫉妬といったものを感じているためでもある。 ねたみや嫉妬は、「自分の力が他人に比べて劣る」とか、あるいは「あいつに…
【悪人でも信念さえ強ければ成功できる】 宇宙の心の法則から見れば、たとえ悪人であっても成功することはできる。 強い信念が宇宙の心に強く刻み込んだ結果、宇宙の心から強いパワーを得られるからである。 もっとも、信念そのものに善悪はなく、その強弱が…
【悪が必ずしも滅ぶとは限らない】 これまで、真理を正しく理解し、正しい行いをしていれば、必ずあなたの人生は成功するだろうと書いてきた。 しかし、「それは甘い」という声も聞こえてきそうだ。 世の中、正義が必ずしも勝つとは限らないし、悪が必ずしも…
【「智慧」とは真理を知ること】 六波羅蜜の最後は、「智慧」である。 これについては、『本能に従って行動する人が、この教えを学べば智慧が得られるようになる』と記されている。 「智慧」とは何かといえば、“真理を知ること”つまり、物事の現象面に左右され…
【静かで不動の心を「禅」という】 六波羅蜜の第五は「禅定」である。 かなり難しい言葉なので、詳しく述べてみよう。 十功徳品には「諸の散乱の者には禅定の心を起こさしめ」とある。 この意味は次のとおりである。 私たちの人生では、周辺の事情が絶えず変わ…
【懈怠とはすべきことに励むこと】 六波羅蜜の第四の柱は「精進」である。 法華経の『無量義経』のなかの「十功徳品」に「懈怠を生ずる者には精進の心を起こさしめ」とある。 懈怠とは、するべきことに励む。 つまりひたすら努力し人生を前進させようとする…
【何事も忍耐なしには成し遂げられない】 六波羅蜜の第三の柱には「忍辱(にんにく)」という言葉がある。 これは法華経の「十功徳品」には「瞋恚(しんに)盛んなる者には忍辱の心を起こさしめ」と書かれている。 「瞋恚(しんに)とは、“怒り”という意味で…
【短気は損気】 「短気は損気」という日本のことわざがある。 いつもガミガミ短気ばかり起こしていては自分のためにならないということである。 よく「あの人は何かというとすぐに怒り出す」という人がいる。 こうした人を怒りっぽい人というが、そういう人…
【六波羅蜜は六つの柱がある】 布施は、大乗仏教において六波羅蜜の第一とされている。 六波羅蜜は大乗仏教の重要な実践活動だが、その名のとおり六つの柱がある。 では第一の柱は何か? これは「持戒」と呼ばれている。 持戒とは読んで字のごとく、仏教の戒…
【六波羅蜜と呼ばれる積極的な実践活動】 ところで、法華経を含めて大乗仏教では「六波羅蜜」と呼ばれる積極的な実践活動をすすめて入る。 これは真理を悟るための修行の一環としてあるとともに、自分の人生を変える活動ともされている。 その実践活動の第一…
【他人に尽くせば倍になって返ってくる】 “密林の聖者”といわれたシュパイツアー博士は、二四歳で、哲学博士の称号を取得し、二五歳のときに神学博士の称号も授与されている。 また、二六歳で大学の講師となって、当時彼は、将来有望な学者になると言われて…
【仏教には「陰徳」という言葉がある】 この他人のためのことを考えよ、ということを宇宙の心という観点から見れば、もっとよく説明できる。 前に、宇宙の心には、私たちが考えている様々なことが刻印され、その刻印が強ければ強いほど、自分の考えているそ…
【恩を売っておいて悪いことはない】 自分の利益ばかりを追求せず、他人にも尽くすことを忘れずにいたとして、この場合、まるで底なしバケツに水を注ぎ込むように、尽くしても尽くしても、他人は全く感謝知らずであるかもしれない。 また、自分の尽くしたも…
【利益の追求だけだといずれ足を引っ張られる】 私たちは、自分が成功するためには、自分の利益だけを追求すればいいと思っている。 他人への奉仕などはあまり考えない。 確かに、自分が利益を上げていないのに、ただでさえ少ない利益を他人に分け与えるなど…
【ワナメーカー氏のこんな出世話】 アメリカは「流通産業王国」と呼ばれるほど、チェーンストアや通信販売といった近代的な巨大商業が発展している。 このように近代的な巨大商業が生まれたのは、わずか百年余り前のことで、なんとその創始者は、かつては貧…
【法華経の中の四つのポイント】 さて、釈尊はこの法華経の中でいったい何を言おうとしているのだろうか。 これには四つのポイントがある。 第一のポイントは、人間は仏の子であって、それゆえに内部には偉大な可能性である仏性を持っているということである…
【なぜ法華経と呼ぶのか】 一般に法華経と呼ばれるこの二八章は、実は『法華三部経』といわれる壮大な経典の中心部分であって、その裾野はかなり広い。 詳しく言えば『無量義経』『妙法蓮華経』『観普賢菩薩行法経』の三つを合わせた総称が法華経と考えられ…
【久遠実成の本仏とは無限の大生命力】 ガリレオは天文学上で多くの見える真理を発見したが、釈尊は見えざる真理の発見者である。 法華経は、この釈尊の教えを集大成したもので、見えざる真理について詳しく書かれた人生に奇跡を呼ぶ書である。 ここでよく間…
【貧乏人のホラ吹き】 宗教心があり、大きな願望を持ち、そしてその願望は必ず実現できるという強い信念を持つならば、誰でも人生を成功に導くことができる。 それがたとえ、『貧乏人のホラ吹き』のようなものであっても、必ず実現すると思えば、いつの日に…
【ニューソートの信奉者たち】 ニューソートのクリスチャンで、アメリカで活躍していた人たちに、トラインやジョセフ・マーフィーがいる。 特にマーフィーは、「マーフィーの法則」というベストセラーの著書として、あまりにも有名である。 マーフィーは、こ…
【宇宙の心が人の運命を左右する】 ところで、私たちの行動の大部分は潜在意識の作用を受けている。 したがって当然それは、自分が強く抱いている想念に引きずられてしまう。 また、これは心理的にだけでなく肉体的にも影響を受けざるをえない。 このことは…
【ニューソートと呼ばれる理論】 ルーズベルトの「必ず大統領になれる」という信念を支えたものは、いったい何だったのだろうか。 それは思い上がりでも、ハッタリでもなかったはずである。 また、実体のない単なる空想でもなかった。 いや、あるいは空想で…
【如何にして磨くべきか】 すべての人間が仏性を持っているとはいうものの、ただおとなしく引っ込み思案に構えていては、仏性の輝きは現れてこない。 もがき、苦しみながら、私たちは仏性を磨かなければならないのである。 如何にして磨くべきか、仏性を磨く…
【私達はその存在を疑ってしまう】 私達の誰もが持っている仏性という素晴らしい力は、普段、世間智や理性といったゴミやホコリにうず高く覆われていて、なかなか見ることができない。 そのために、私達はその存在さえも疑ってしまう。 しかし、この世には私…
【俺の力は限られている?】 ブログ読者の中には「自分のなかに仏性という無限の力がある」と聴いても、「本当にそうだろうか」と疑われるかもしれない。 あるいは、「そんな能力があるのなら、俺はもっと素晴らしい力を発揮できるはずではないか。 現実には…
【仏性とは何か?】 どんな人間にも存在する秘められた才能、その「未知なる能力」とは何なのか。 法華経ではそれを「仏性」と説いている。 では、「仏性」とは何か。 それを説明する前に、法華経のなかにある「衣裏繋珠(えりけいじゅ)のたとえ」(五百弟…
【人生の成功者になるには?】 一人の人間の才能の有無はそう簡単に判断を下せるものではない。 学業が優秀であれば、有能であるという考え方をする人は多いが、学校の成績が良いからといって、有能な社員になれるかどうかはわからないものである。 いわんや…
【実相とは物理法則のように科学的である?】 ところで、実相を神と呼ぶ人もいれば、大宇宙霊とか大日如来と呼ぶ人もいる。 しかし、実相と人間との関係は実は心の法則に従っており、これは心の原理、あるいは心の科学の事だと思う。 但し、この法則は、物理…
【人生は次第に変わってくる】 私たちは実相に接続する事で、人生は一変する。 しかし、これはちょっと正確ではない。 というのは、実相と接続したその日から、人生が一変するように思われかねないからである。 正確に言うならば、「人生は次第に変わってく…